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患者さんから頂いた南極の氷の物語|さくらだ眼科

患者さんから頂いた南極の氷の物語

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先日、自宅の冷蔵庫の調子が悪くなり、冷凍していた物がだんだんと溶けはじめてしまいました。そんな中、真っ先に私の頭に浮かんだのは、「あの南極の氷はどうなった?!」

以前、かつて南極の越冬隊員だったという患者さんから頂いた、貴重な貴重な南極の氷。スタッフみんなで有難くお茶に入れて、仕事納めの乾杯で味わったあと、ひとかけらだけ残してずっと大切に保管していたのです。冷凍庫の奥のその欠片を目にする度、はるか彼方の氷の大地とそこで働くAさんの姿を思い浮かべていました。それなのに・・・。

しばらくして、テレビから「千の風になって」のメロディが流れてきました。「私のお墓の前で泣かないでください。千の風になってあの大きな空を吹きわたっています♪」そんな歌を聴きながら、「あの氷も形はなくなってしまったけれど、今頃どこかを漂っているのかな」などとぼんやり考えていたら・・・なんと次の日、偶然にもAさんが久しぶりに来院されたのです。ことの顛末をAさんに話しながら、何年もの間ひっとりと続いていたひとかけらの氷の物語が、完結したような気持ちになりました。 (事務長 記)