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多焦点眼内レンズ(老眼治療)
【富津・君津地区で唯一の取扱い】

多焦点眼内レンズ|さくらだ眼科

多焦点眼内レンズとは

多焦点眼内レンズとは、遠方から中間または近方まで単焦点よりも広い範囲にピントが合わせられる眼内レンズです。
ほとんどの生活場面において裸眼で快適に過ごすことができるようになりますが、見えにくい距離を補助するときにメガネが必要になることもあります。

50歳以上の方で白内障が始まっている場合、白内障手術を受けて多焦点眼内レンズを挿入すると、老眼の治療にもなるので注目されています。

単焦点と多焦点のレンズ

※多焦点眼内レンズにも乱視が補正できるトーリックレンズがあります。

多焦点眼内レンズの特徴

  1. 日常生活の大半を、眼鏡無しで快適に過ごせます
  2. 多焦点眼内レンズ特有のぎらつき等を低減した最新モデルも導入
  3. 当クリニックでは全例「選定療養」として実施

単焦点と多焦点の見え方

多焦点眼内レンズは、以下のような方にお勧めです。

  • 常に遠方と近方を見ることが必要な方(教員、運転、農漁業などに従事されている方)
  • 眼鏡装用が業務に支障をきたす可能性のある方(警察、消防、潜水、調理、スポーツ選手、格闘技家など)
  • 眼鏡をかけたり外したりすることを煩わしく思われる方
  • 若い頃から近視や遠視の程度が強く、眼鏡無しの生活に憧れている方
  • 美容の面から眼鏡装用に抵抗感がある方

多焦点眼内レンズの弱点

ハロー(電灯の周りに輪が見える)、グレア(電灯の明かりが強く眩しく見える)、スターバースト(放射状に光が散ったように見える)、ワクシービジョン(全体的に霧がかかったように見える)など、不快な症状を感じることがありますが、大半の患者さんは半年ほどかけて徐々に適応していきます。

ハロー・グレア1 ハロー・グレア2

また、多焦点眼内レンズは目に入った光を振り分けて、複数の位置にピントが合うというコンセプトのレンズですので、目の機能が悪い方には向かず、原則として、角膜、網膜、神経が健全な患者さんのみ適応となります。

ハロー、グレアなどが完全に消えることは無いので、性格的に細かいことが気になる神経質な方との相性もあまりよくありません。

当クリニックで扱っている多焦点眼内レンズ

当クリニックで扱っている多焦点眼内レンズ・費用

スクロールしてご覧いただけます。

多焦点眼内レンズの名称 一眼の料金(税込)
一般的な多焦点レンズ
遠・中・近の三ヶ所にピントが合うタイプ
眼鏡から解放される確率が高い
Alcon社 パンオプティクス 270,000円 ※1
AMO社 オデッセイ 285,000円 ※2
HOYA社 ビビネックス
Gemetric/Gemetric plus
285,000円 ※2
BVI社 ファインビジョンHP 325,000円
焦点深度拡張型レンズ
ハローグレアが少なく夜間運転が多い方にお勧め
手元を見る際は眼鏡が必要となることが多い
Alcon社 ビビティ 285,000円 ※2
AMO社 ピュアシー 285,000円 ※2

※1 乱視矯正用は330,000円 /
※2 乱視矯正用は345,000円

当クリニックでは厚生労働省が承認した全ての多焦点眼内レンズを取り扱っています。
どのレンズにも一長一短があります。
問診で得られた情報や検査の結果を慎重に検討し、最もふさわしいレンズをご提案させていただきます。

Alcon社「ビビティ」 Alcon社「ビビティ」

Alcon社「パンオプティクス」 Alcon社「パンオプティクス」

AMO社「オデッセイ」 AMO社「オデッセイ」

AMO社「ピュアシー」 AMO社「ピュアシー」

HOYA社「ビビネックス Gemetric/Gemetric plus」 HOYA社「ビビネックス Gemetric/Gemetric plus」

BVI社「ファインビジョンHP」 BVI社「ファインビジョンHP」

多焦点眼内レンズを自身の目に入れた
眼科医からの動画メッセージは
こちら

選定療養とは

選定療養とは患者さんご自身が選択して受ける追加的な医療サービスのことで、その費用は全額自己負担となります。
(例:差額ベッド代、歯科金属材料)

白内障手術後の眼鏡依存度を低下させることを目的とした「多焦点眼内レンズを使用する白内障手術」は、2020年4月より厚生労働省が定める選定療養の対象となりました。
当クリニックは「多焦点眼内レンズの白内障手術」を行う医療機関として厚生労働省に届出をしています。

「多焦点眼内レンズを使用する白内障手術」の費用に関する概念図

この選定療養の届出は、(公財)日本眼科学会が定めた施設要件を満たしていることが必要で、当クリニック院長は以下の基準を満たしています。

選定療養を実施する医師に係る基準

  1. 専ら眼科に従事し、当該診療科について5年以上の経験を有すること
  2. (公財)日本眼科学会が認定した眼科専門医であること
  3. 水晶体再建術について100件以上の症例を実施していること
  4. (公財)日本眼科学会が実施する多焦点眼内レンズの基本知識および適正使用に関する研修を修了すること

眼科専門医とは

(公財)日本眼科学会が認定した眼科専門医とは、ただ単に眼科を標榜している医師のことではありません。

同学会指定の病院で5年以上の眼科臨床経験を積み、学会発表、論文執筆を行うなどの基準を満たしたあと、専門医認定試験を受験し合格する必要があります。

一度専門医の資格を得てもその有効期間は5年間です。
資格を更新するには、この5年間に眼科専門医制度委員会が認定する学会に出席し研究発表するなど学術活動を行い所定の単位を取得しなければなりません。

したがって、眼科専門医とは、一生涯勉強する覚悟を持った眼科医ということになります。

当クリニック院長は眼科専門医です。

眼科専門医の検索は(公財)日本眼科学会のウェブサイトで可能です。

多焦点眼内レンズのセカンドオピニオンを承ります

白内障手術を受けることが決まっているが、手術予定の眼科では多焦点眼内レンズの取り扱いがない、興味があるので一度話だけでも聞いてみたい・・・そのような場合は、ぜひ、当クリニックにご相談ください。
詳しくご説明させていただきます。

当クリニック近隣には、多焦点眼内レンズを取り扱っている眼科が少なく、「白内障手術を既に受けてしまったが、多焦点眼内レンズのことは全然知らされていなかった。」とおっしゃる方が時々いらっしゃいます。

眼内レンズは、一度目の中に入れたら一生使うことになりますので、大切な目の手術をする前に、せめて多焦点眼内レンズという選択肢があることを提示し、その上で患者さんのご希望を伺いながら、眼内レンズの種類を決めていくことが大切だと考えています。

多焦点眼内レンズには、患者さんによって向き不向きがあり、たとえご希望されても、単焦点レンズの方が適切だという場合があります。
目や全身の状態を診察拝見し、日常生活のご様子などを詳しくお聞きした上で、多焦点眼内レンズの適否を判断させていただきます。
その後、元々手術予定の眼科で手術を受けていただいても構いません。

眼内レンズの選択は、とても大切です。
少しでも多焦点眼内レンズにご興味があれば、当クリニックにセカンドオピニオンを受けにいらしてください。
大事な選択の一助となれれば幸いです。