ブログ
ブログ
三浦しをんさんのベストセラー小説「舟を編む」が好きです。映画化もされましたが、上映当時は観ておらず、最近になってサブスクで楽しみました。
すると、ある重要な登場人物からの手紙を読む場面で、画面に封筒の裏面が映し出されたのですが、そこに記された差出人の住所は「富津市湊〇〇〇」! 当クリニックの患者さんが多く住まわれる地域です。
原作ではその登場人物の居住地について何も触れられていないのですが、一瞬でも画面に現れた馴染みのある地名に、私の脳内は急速に地元モードに。「○○先生はこんなに遠くから都内に通われていたんだ!」と、その後に映し出されるその登場人物の自宅の外観、車窓に流れる海の風景、何気ない小道…それらはきっと富津周辺のどこかに違いないとイメージを膨らませながら、ストーリーを追いかけました。
富津市はアクアラインを渡れば都心からすぐ近くなのに、海や山の自然あふれるロケ地の宝庫ですね。よくテレビの観光やグルメ番組で取り上げられますが、後世に残る映画の中で、富津の地が作品の一部となっていることを、とても嬉しく思いました。
(事務長 記)