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今年も素晴らしい活躍をした大谷翔平選手について連日様々な報道がなされています。ある記事によると、大谷選手は日々の鍛錬で筋力アップに努めているだけではなく、「動体視力」を向上させる訓練も欠かさないそうです。暗視スコープのような最新の装置で点と点が重なる映像を見たり、動き回る動物の画像を見失わないように追いかけたりしているとのこと。
「動体視力」とは、動きながら、または動いているものを見るときの視力を指します。20歳頃がピークで、加齢とともに低下し、70歳では0.1まで落ちるといわれています。
「動体視力」が低下すると、車を運転しているとき、歩行者や自転車、対向車などを見落としやすくなり、重大な事故を起こす可能性が高まります。70歳以上(2024年現在)の方の免許更新時に実施される高齢者講習では、動体視力の検査も行われます。(合否判定はなし)
白内障手術を受けて、視力が0.7以上になったから車を安全に運転できると喜んでいる高齢者も大勢いらっしゃいますが、眼科や警察で測定する視力は、止まっているものを見分ける「静止視力」です。目の治療がうまくいっても、若い頃のような「動体視力」を完全に取り戻せる訳ではありません。免許が更新できても油断は禁物です。
高齢者でも、トレーニングを続けることによって「動体視力」の低下を防止することが期待できます。その方法を一つご紹介します。
両腕をまっすぐ前に伸ばし、親指を立て内側に向けます。右手(左手)を水平より少し上げ、左手(右手)を水平より少し下げます。眼球だけを動かし、右の親指と左の親指を交互にしっかり見ます。これを10往復、1日3回、3か月試してみてください。
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