帯状疱疹ワクチン｜さくらだ眼科

Tweet

Pocket

帯状疱疹ワクチンをご存知でしょうか。
帯状疱疹は、子どもの頃に「水ぼうそう」を起こした後に体内に潜んでいたウィルスが、加齢や病気などによる免疫力の低下に伴い活動性を取り戻し、皮膚に帯状にブツブツや赤い水ぶくれを起こす病気です。
ブツブツだけで治ればいいのですが、後遺症として激しい神経痛が続き、物に軽く触れただけでビリッとした激しい痛みを感じ、服を着られない、体を洗えないなど日常生活が非常に困難になることがあります。
眼科的な症状としては、帯状疱疹が頭部に発症すると、まぶたが腫れて一時的に見づらくなるだけでなく、角膜や眼の中に炎症が起き、重篤な視力障害が残ることもあります。帯状疱疹は発症させないことが重要です。
帯状疱疹の新型ワクチン「シングリックス」は、接種後10年間での帯状疱疹の発症予防効果、後遺症の神経痛の予防効果ともに90%以上の非常に高い有効性が示されています。費用は2回分で約4万円(医療機関による)ですが、50歳以上の方は接種を考慮する価値があると思います。